東京の主要駅を彩る鮮やかな広告が話題を呼んでいます。駄菓子メーカー「オリオン」(大阪市)の新たなマーケティング戦略が成功し、なんと広告費を一切かけずに首都圏の主要駅で大規模なPRを実現しました。 「ココアシガレット」や「ミニコーラ」など懐かしい味で知られる同社は今月、渋谷・池袋・東京・吉祥寺の各駅で目立つポスター広告とデジタルサイネージによるキャンペーンを展開。通常なら一カ所あたり40万~100万円かかるという大型広告を、まったく新しい手法で実現させたのです。 その秘密は「ライブ配信者(ライバー)」とのコラボレーションにありました。動画プラットフォーム「ミクチャ」や「TikTok LIVE」を通じて行われたオーディションでは、視聴者からの投げ銭によって順位が決定。入賞者が今回の広告モデルとして起用されました。 この画期的なプロジェクトを提案したのはクリエイター支援企業NeXT(東京都新宿区)。投げ銭収入の一部を活用することで、伝統的な駄菓子メーカーと最新デジタルカルチャーの融合に成功しました。 オリオン側は上位入賞者へのプレゼントとして自社商品詰め合わせ(税抜600円)200箱のみを用意。「こんな大規模なPRができるとは夢にも思わなかった」と高岡五郎企画本部長(70)は驚きを隠せません。 参加したライバーからも「大好きなお菓子の広告に出られて光栄」「大きな露出機会を得られた」などの声が寄せられています。NeXT担当者は「中小企業と次世代クリエイターをつなぐ架け橋になりたい」と今後の展開に意欲を見せています。 近年急成長するライブ配信市場ならではの発想により、伝統的な駄菓子文化が見事に現代的なPR手法を取り入れました。この成功事例は今後多くの中小企業にとって参考となるでしょう。 【水津聡子】
池袋駅に掲示されたオリオンの広告=オリオン提供
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